伊藤公久
Kimihisa Ito
教授、工学博士
- 1983年東京大学大学院修了
- 東北大学助手・講師、早稲田大学助教授を経て、
- 1996年より現職
- 専門分野：数理物質工学、高温物理化学
- 主要担当科目：応用数理実験、熱・統計力学、物質の数理構造特論
- 著書：マテリアルサイエンスの基礎 熱力学（八千代出版、2000年）、マテリアルサイエンスの基礎 速度論（八千代出版、2003年）、 Thermodynamic Data for Steelmaking（東北大学出版会、2010年）
研究内容
マクロスケールにおける物質の熱力学的安定性（各種の相転移や臨界現象、高次の安定性）に関する議論を通して物質の数理構造を解明することを大きな目標とし、熱・統計力学、流体力学、移動現象論等を用いて、物質を対象とした工学の諸問題解決を研究課題としています。現在取り組んでいる具体的な課題としては、粒子法による混相流シミュレーションと界面のモデル化、NS方程式によらない混相流の解析、鉄鋼副生物の環境シミュレーション、日本刀のデジタルアーカイビングと反射スペクトル解析、プロト・ヒッタイトの製鉄技法の推定などが挙げられます。
Wの形に切り抜いた紙を起点に化学波を発生させた