清水泰隆
Yasutaka Shimizu
教授、博士(数理科学)
- 2003年東京大学大学院数理科学研究科修士課程修了
- 2005年大阪大学大学院基礎工学研究科助手
- 2011年同准教授を経て2014年より現職
- 専門分野:統計的推測理論、保険数理、破産理論
- 主要担当科目:測度と積分入門、確率統計概論、統計的漸近理論
研究内容
金融・保険の数理では、株価や会社の資産ダイナミクスを確率過程を用いて記述します。特に、ジャンプ型拡散過程やレヴィ過程など、パスが不連続な連続時間確率過程が現実の特徴を捉える確率モデルとして重要で、このようなモデルに対する統計的推測理論が主要な研究テーマです。また、保険数理における破産理論やIBNR、死亡率予測といった問題に対して、上記のジャンプ型モデルや極値論を用いた新しいリスク理論へのアプローチ、漸近推測論を用いた保険数理統計の開拓にも取り組んでいます。