高橋大輔
Daisuke Takahashi
教授、工学博士
- 1985年東京大学大学院修士課程修了
- 東京大学工学部助手、 龍谷大学理工学部講師・助教授、
- 早稲田大学理工学部助教授を経て
- 2001年より現職
- 日本応用数理学会業績賞受賞
- 専門分野:非線形波動、離散可積分系
- 主要担当科目:複素関数論入門、ソリトンの数理
- 著書:差分と超離散(共著、共立出版、2003年)、数値計算(岩波書店、1996年)
研究内容
非線形波動全般が研究対象で、現在はソリトン系や可積分系を中心に研究しています。この分野では、微分方程式などの連続系が従来の解析の対称でしたが、近年は離散系の理論が非常に発展しています。当研究室で超離散化手法と呼ばれる離散化の方法が開発され、系の構造を壊さない厳密なデジタル化が可能となりました。これによってアナログとデジタルを結ぶ新しい数学が生まれ、交通流や生態系などへの画期的な応用も可能になりました。