丸野健一
Kenichi Maruno
教授、博士(理学)
- 1999年九州大学大学院博士課程修了
- 2003年九州大学特任助手、
- 2006年テキサス大学パンアメリカン校助教授
- 2011年同校准教授
- 2014年早稲田大学准教授を経て2017年より現職
- 専門分野:数理物理、非線形波動、応用可積分系
- 主要担当科目:常微分方程式入門、数理物理、ソリトンの数理
研究内容
非線形が作りだす複雑で不思議な現象を数理のチカラで解き明かしたり、その数理的カラクリを使いこなすのが目標です。特にソリトンと呼ばれる非線形の波は実に不思議な振る舞いをし、海の波から生物に至るまで様々なところに現れて大活躍しています。また、ソリトンは数学の様々な分野に姿を変えて潜んでいます。この不思議な波自体の研究も大事ですが、この波の数理的からくりを他分野へ応用することが目標です。現在はソリトンを応用して自己適合動的格子法と呼ばれる数値計算法の開発に取り組んでいます。