
三枝崎 剛
Tsuyoshi Miezaki
教授、博士(数理学)
- 2004年東京理科大学理学部卒業
- 2009年九州大学大学院博士後期課程修了
- 日本学術振興会特別研究員、東北大学大学院情報科学研究科研究員、
- 大分工業高等専門学校講師、山形大学地域教育文化学部講師、准教授、
- 琉球大学教育学部准教授を経て
- 2021年より現職
- 専門分野:代数的組合せ論、特に符号理論や関連する代数・離散構造
- 主要担当科目:代数学基礎、応用代数学、代数的組合せ論
研究内容
符号理論、および関連する数学を研究しています。離れた場所に情報を正確・効率よく伝えたい、符号理論はそのような動機から生まれ、情報理論の一分野に成長しました。その過程で「モジュラー形式」や「デザイン理論」などの代数・離散構造と深く関係することが明らかになっています。私は主に代数的な手法(図にあるような正多面体とそのグラフ、その高次元版など)を用いて、いかに多くの正確な情報を伝えることが可能な符号を構成するか、このような問題に取り組んでいます。情報理論以外の多くの分野と関係することが魅力の一つです。

正二十面体とその隣接行列。12個の頂点が球面に均等に分布しており、それが誤り訂正能力と深くかかわっている。